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社会保険負担と給与

今回は、社会保険負担と給与についてのミニコラムです。

従業員さんの給与を設定する際に、社会保険の負担も加味しないと資金繰りが急激に悪くなることがあります。当事務所に相談にいらっしゃる方でも「社会保険の負担が重くなって身動きが取れなくなってしまった。何か対応策はないか。」というご相談は多く頂きます。

健康保険料の料率は9.93%(神奈川県)、厚生年金保険料は18.3%です。そのうち半分が事業主(会社)負担なので、14.115%が会社負担ということになります。仮に給与30万円の従業員さんの場合、社会保険料合計42,345円の負担となり、会社から出ていくお金は給与と合わせて342,345円となります。仮に、30万円の給与社員さんが5人いたとすると年間で給与を含めて20,540,700円の支出となります。このうち会社負担の社会保険料だけで2,540,700円となります。交通費を支払っていればそこにも社会保険の負担が発生します。さらに、雇用保険料の負担もあります。一般の事業で0.6%が会社負担ですので、給与30万円で1,800円となるので少額と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、社員5名で年間分の負担にすると108,000円となります。このほか労災保険もありますが、事業により料率が異なってきますので、ご自身の事業の料率を確認し、今一度どれだけの負担をしているのか洗い出してみることが大事かもしれません。とくに会社を大きくしていこうと事業計画を練られる際にも、意外な盲点となっていることがありますので、ご注意ください。

(2020年11月24日)

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